気がついただけじゃ駄目なんだ

とりあえず、はじめて自分の心のうちを理解してくれる人に出会った気分に私はなった。
だから、いろいろと話をしていくうちに、恋心を抱くようになったのも別に不思議は無い話だと思う。

まあ、初めはこれは私の一方的な片思いだったのだが。
これが「誘導尋問に引っかかった」事により、O君が私の方を振り向くことになる。<たしかあれは6月頃ではないかと思う。
ネットでの遠距離恋愛でしたがね〜。
いつもそばに居るって言う「拘束された恋愛」に嫌気がさしてしまっていた私にとっては、「相手との距離があること」はありがたかったのです。
しかし…その後、よく通うチャットが違う場所になるようになり。(最初に出会ったチャットは3月頃につぶれていたり)
だんだんと、O君の心が私ではない誰かに動き始めていることに気がつくのです。
必死で止めようとしましたけどね〜。9月にゃ、「他の女の人と寝た」事を謝られるし。
とうとう11月かな?振られてしまいました。

振られて、あっさりあきらめられるような状態だったら…まだ救いはあったんですよ。
ところが、「O君の態度がまだ思わせぶり」って言うあきらめきれない様な状況、にあったもんだから…
だって、私が「クリスマスは、好きでもない人誘うなよ?」と連呼していた後で。<振られる前の話だが
クリスマスイブにO君からデートに誘っている辺りが、O君の思わせぶりが恋の盲目ではないことを示してると思ったんです。
更に、「O君」と「O君の彼女」と私の共通の友達(Eさんとしておこう)も、私の思いに共感してくれてたし。

で。なぜか「O君の彼女」ともO君の紹介でメールのやり取りをしたり。
O君の発案で3人出会うことになったり…
当然のことながら、私O君の事好きですから「別れさせてやろう」って言う思いはありましたねぇ。
「O君の彼女」に喧嘩ふっかけてたと。

その後、クリスマス直前になって「クリスマスイブ会えない」と告げられます。
まあ、彼女のことを考えたら当然の話ですよね〜<後日、そう弁明してましたし
でもねぇ…「それだったら最初っから誘うなよ!!」って当然突っ込みを入れました。
しかも、そのほかの日のデートの約束でも。3人で会うってことにされて。
更にO君の彼女ぐちゃぐちゃに壊されましたし…

その後、O君が更に他の女の人にも手を広げていたという事を知らされます。(これについては後で触れます)
彼は「父親の浮気性」で悩んでいたのに…個人的には、かなり信じられませんでした。

そして、思ったんです。「本当に自分達は問題と向き合ってたんだろうか?」
「ああはなりたくないね」そうやって口にする事によって。
自分が「あのようにはならない」と思い込んでいたんじゃないだろうか。

でも、実際自分は「なりたくないものにならないようにするために、どんな努力をした?」

問題を認識することは、全ての始まりなんです。「問題を認識した」時点で全てが終わるわけじゃないんです。
「だから自分はどうするんだ?」それが大切。認識だけでは変えることが出来ないんだと。
私は痛切にO君に思い知らされた気がしてます。
私がうまく動けているのか。それはきっと「親になってみないと分からない」事なんだと思うんですけどね。
試行錯誤して、「どうするんだ?」を見つめて動いていこうと。この時決意したのです。
自分を本当の意味で好きになるために。自分を否定したい想いから抜け出すために。

2002/11/20

戻る