いまだに夢に出てくるのは…貴方だけ

大学に入ると、別世界が私を待ち受けている。そう期待して大学に入った私。
あの人とは、もう二度と会うこともない…過去のことであり、「あの人と両思いになりたい」などというのはかなわぬ夢。
実際に大学は高校までとは別世界。ま〜、でも本当の意味で高校時代までの繰り返しから抜け出す事ができたのは、留年した後のことであるといえそうなんですがね。(^^;<いろいろな出会いが私という人間を成長させたわけで

「誰かを好きになること」っていうのはやはり素敵だと思います。ドキドキしている感覚とかとても好きだし。
「思い立ったが吉日」がモットーの行動派(というよりむしろ暴走)といわれる私ですが、恋愛に関してだけは動く事ができません。
そしてそれは、現在でも変わることはありません。
私に好かれる事は、相手にとって迷惑なことなんじゃないか?っていう思いなど。
ひどく、恋愛に対して臆病になってしまっているんです。
お馬鹿な相談相手が「両思いだということをぽろっと私にもらした」としても、それを素直に信じられないくらいに。(実話)
もしかしたら、その瞬間は私のことを好きで居てくれたかもしれない。けれど、今は?もう他の人を好きになってしまったのかもしれない。
だって、あれだけイジメられ、「恋愛」をネタにして他の人をいじめる材料にまでされていた私が…どうして相手に好きになってもらえるというのだろう?
恋愛なんて、きっと自分から手を伸ばそうとすれば、逃げていってしまうもの。
そうやって思い悩んでしまうような…そんな人間だったりするのです。
なので、私から告白するということは、まずあり得ず。相手から告白するようにあの手この手を駆使するようになったんですが。(^^;
自分から、つかもうとするのはあまりにも不安で…それでも、幸せになりたかったから。

それはさておいても、大学に入って以降それなりにお付き合いはしてきたんですが。
それでも、好きだった人の中で夢に出てくるのは…いまだに中高時代好きだった、彼だけ。
なんでいまだに夢に出てくるんだろう…もう、忘れたと思った頃にふっと現れてくる。
今の私の生活の中で、隣に彼が居る夢なんて…どうして?
幸せに笑っている夢なのに、どうしても朝起きると泣きたくなる。いっそ夢を見たことすら忘れられればいいのに…
あの頃の願いはもう、かなえることなどできるわけも無く。きっと彼にも恋人とかいるでしょうし。
私も、今更彼と付き合えるといわれたとしても、付き合いたいとは思わないのに。

風の便りすら聞くことはもうないだろうと思っていた貴方のことを、偶然ネットで見かけました。
あまりにもあの頃と変わってない姿に…思わず、ユーミン(もしくはハイファイセット)の「卒業写真」を思い出しました。
歌詞とは違い、私も『人ごみに流されて』変わったなどということはなかったりするけれども。

もしできるならば「会いたい」と思う。この夢はきっとけじめをつけられなかった恋の名残香。

2003/8/21

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