私は自分で言うのもなんだが、かなり泣き虫である。 感動する映画を見たり、本を読んだりすると、ぽろぽろと泣けてくる。(映画はほとんど見たりしないのだが) とにかく、泣ける本を読むのがすごく好きである。心が洗われる気がするから。 昔の思い出を文章にしていると、涙が出てくる。これもかなり止まらない。 辛い記憶を思い出しているからだろうと思う。ただ、これも別に嫌な涙ではない。 心の傷を洗い流しているような感覚も若干は感じられるから。 だから、思いっきり泣いた後は結構すっきりしてる。 いずれにせよ、今の私にとって「泣く」ということは心の浄化に繋がっているのだ。 泣くことで、辛い思いを吐き出しているのかもしれない。だから泣く。 ところが。時々「泣く」事で余計自分を追い込んでいく人がいることを最近知った。 泣いて自分の悲惨な状況を改めて思い知って。また気分が落ち込んでいく。そんな悪順環。 言われて見れば確かに昔は泣いて状況が更に悪化するということもあった。 きついことを言ってるのかもしれない。だけど、わたしは泣き続けている人にこうたずねたい。 「貴方は泣いて幸せになれますか?」 同じ泣くんだったら、幸せになるために泣こうよ。 泣いて、訴えたいことを訴えるのもいい。心の中を浄化するのもいい。 だって、涙でしか浄化することが出来ないものっていっぱいあると思うから。 だから、幸せになるために、今は思いっきり泣こう。 けれど、もし貴方が泣いて幸せになることが出来ないのであれば… 今は少し泣くのはやめようよ。 そしてもう一度、問題を向かい合って取り組んで行こうよ。 そうしないと…いつまでも泣き続けることになる。それって、辛いと思うから。 |
2002/11/05
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