それはほんとにみんなの味方なんですか?

O君とO君の彼女と私の三角関係。
その三角関係に深く関わっていたのが、3人の共有の友達であったEさんでした。
「O君の彼女についてどのような人であるのか?」私はよく知らなかったのでEさんから情報を得ていたというのがありました。
そして、Eさんから、「O君と朔ちゃんが恋人同士だと思ってO君あきらめた女の子が多い」
とか、「O君は今の彼女と朔ちゃんと悩んでいた」事などを聞きました。
そして…O君の彼女には私のほうがいいと思っているような発言もしてくれましたし、かつ私とO君との間の出来事について話をして、私が「これって、ホントは私のことのほうが〜」って言うと「うんうん」って納得してくれていました。
例のクリスマス直前の事件(「認識」参照)では私はEさんと公衆電話で泣きながら話をしていました。
それほどまでに、私にとって彼女は味方であり、信頼していた人だったのです。

しかし、その後事態は変わってきます。Eさん本人から「私は全員の味方だから」と言われるのです。
おそらく、私がO君やO君の彼女の知られざるエピソードや内なる思いを聞いていたように。
彼女を信頼して話をしていた、O君&O君の彼女には知られたくないエピソードは全て筒抜けで流れていたのでしょう。
実際にそれを確信させられる出来事が3月に起こります。
それが「某ネットでのオフ会」についての出来事です。
私は、O君とは友達で居ようと思っていました(まだ若干あきらめきれてませんでしたが)。
そして、某チャットでのメンツでオフ会をやろうという話が持ち上がり。
幹事が私だったので、O君の上京予定に合わせてオフ会の計画を立てることにしたのです。
その上京してくるタイミングがものすごく運が悪く。
私は、他の友達に無茶を頼んで予定を空けてもらい計画を立てたのです。
ところが、直前になってO君にまたドタキャンをされてしまいます。
ぷちっと切れかけた私はその怒りをEさんに愚痴っていたのです。<彼の為に無茶を頼んだ人に申し訳ないというのが大きかった
ところが、どうやらそれが全てO君に流れていたらしく。O君とは絶縁という形にまで事態は悪化したのです。

更に半年後。今度はEさんの恋人から「O君とEさんは9月くらいに寝ていた」と言う事を知らされるのです。
私はずっとEさんとO君の関係は単なる友達だと信じていて。
なにしろ2人とも関係が無かったの様なそぶりで会話をしていたから。それを信じていたから。
それでEさんの恋人ともそう話していたのに。<彼らがEさんの男問題で喧嘩した時に「2人の間に肉体関係はないから。だから安心していいと思うよ」っていうような形で
真実を知っていたEさんの恋人は。私の話をどのような思いで聞いていたんでしょうね…

2人が寝ていたことを知らされた時に。私の思ったことといえば「当時知らなくてよかった」と言う事でした。
事件から約1年という時間がたっていても大きな心の傷になったことは確実です。
私の彼女に対する全ての信頼を、最悪の形で裏切られたようなものだったのですから。
だから。もし、クリスマスの事件の時知っていたら…私は耐えられなかったでしょう。
私の味方をしていた裏で、そういう事をしていたわけですし。私が泣いていた裏で…
Eさんのその立場が。恐ろしく辛い立場に立たされていただろう事。それは理解で来ているんです。
それでも。もし、彼女が「3人みんなの味方」になって居なければ?
おそらく…これほどまでにいがみ合い、罵り合い(これは後日書きます)、裏切りや悲しみだけが残り、友達を失うという結末にはならなかったのではないか。
そう、思えてしまうんです。

「誰かの敵になりたくない」「いい人と思われたい」それは誰でも思う事ではないでしょうか?
特に自分を慕ってきてくれている人に対しては、「何とかして…味方でありたい」そう感じるものだと思うんです。
けれど「何とかしてあげたい」と考えていても、「どうにも出来ようがない」という事態も存在するのです。
例えば、対立する両方に味方をすること。例えば真実を知ったら傷つけてしまうことをしていた時。

もし、本来ならみんなの味方が出来るような状況でない時に。みんなの味方をして。
そして、その時もしくはその後。真実が当事者に分かったら?
貴方は、慕ってきている人を最も傷つける形で裏切ったと言う事になるのです。
更に貴方はその人からも、そしてそのことを知った周りの人からも。全てから信頼を失うことになるのです。

もし、そういう立場に立った時には。毅然と味方できないときには出来ないことを告げて欲しいのです。
それが、相手を大切にするという事なのではないでしょうか?
みんなの味方をすると言う事。それは「相手が自分の中では軽い存在」であると言う気がしてならないのです。

今でも…あの時のように人を信じることは出来ません。心の中に大きな傷が残っているのでしょう。
「また、あの時のように裏切られてしまうんじゃないか?」「本人に私の言ったことが伝わるんじゃないか?」
それにおびえて相談できないでひとりで抱えている…そういう状況があるのです。
どうすれば、人を信じることが出来るようになるのでしょう?
誰か教えてくださいというのが今の切実な心情です。

2002/12/2
2002/12/4加筆

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